プリムス君と日本の定番料理
みなさんこんにちは、PRIMUSです🇧🇪🍺
世間は4連休だったね。みなさんはどこかに出掛けたり、誰かと会ったりしたのかな?
楽しい連休を過ごせたことを僕は願ってるよ。
連休さいごの夜はあまり作らないものを無鉄砲は作っていたよ。それはね、ハンバーグ。
無鉄砲はあんまり好きじゃないんだって。
でも、ハンバーグって日本の国民食と言ってもいいくらいみんな好きだよね?どうして好きじゃないの?って聞いたんだけど、本人もどうしてかはあんまりわからないんだって。ただ、食べたいって思わないみたいで。でも、たまには作ってみようって言いながら例のまた適当なさじ加減で作ってたよ。
この休みのあいだ、無鉄砲は仕事以外ではずっと家に居た。家で本を読んだり音楽を聞いたり映画を観たり。無鉄砲は1人の時間が好きなんだよ。そう言えば模様替えもしていたね。
みんなも秋支度、始めてるのかな?
ぼくの隣には明日はどんなお料理がくるんだろう…秋らしいものでありますように。
それでは、またね :)
プリムス君とアジフライ
みなさんこんにちは、プリムスです🇧🇪🍺
最近めっきり秋めいてきたね。僕も冷蔵庫よりもいつもの指定席、リビングのテーブルが居心地がいいよ。明け方は少しヒヤッとするけどね。夜が開けるのも少しだけ遅くなってきたし、日が暮れるのも少しだけ早くなってきた。これからは素晴らしい季節がやってくるね。日本は秋は食欲、芸術、実り…とても豊かな季節だと思う。四季があるってのはいいもんだって僕は日本に来てからというもの、秋が一番そう思わせられるよ。
さて、今夜の献立はアジフライ。
ベルギーでは馴染みの薄い、見かけないお料理だけど日本人はみんな好きだよね。三枚に下ろすのが少し面倒らしいんだけど、でも食感も味もとても美味しい。もちろん僕とも仲良しだよ。お魚の素晴らしいところは、どんな味付けにも合うってことだろうね。そして、その中でもアジフライはどんなアルコールよりもビールが一番しっくり来ると思う。中でも、僕ね。
定番のお料理には定番のビールを。
僕は日本でみんながスタンダードだと思ってくれるようになれたらいいなっていつも思ってるんだ。
それでは、またね: )
プリムス君とココット
みなさんこんにちは、プリムスです🇧🇪🍺
無鉄砲がよく読んでるブログの一つにパリ在住の作家、辻仁成さんのJINSEI STORIESがあるんだ。そこには度々いかにもパリならではの洒落たお料理が登場する。10代の頃パリジェンヌになりたいと思ってた(凄いね、日本人なのに)無鉄砲はそれをいつも熱心に読んでいる。
そしていつものように突然「ココット❗️」と言ったかと思うとキッチンに向かった。オリーブオイルとニンニクのいい匂いがこちらにまで漂ってくる。マッシュルームも入ってるのかな、確かに美味しそうだ。オーブンでそれを焼いてる間にパンでは魚に香草をたっぷりとつけて焼いている。
できあがりは確かに美味しそうには見えた。しかし、何か物足りない…どうしてだろう?と一応気を遣って尋ねてみたんだ。そしたら、どうやらココットにパセリだかなんだかをかけるのを忘れたらしくって。でも、それよりも卵やチーズも合わさってココットそのものはとても美味しかったよ。作り方もとても簡単らしい。
辻仁成さんのJINSEI STORIESってブログに載ってるみたいだよ。
ぼくはそろそろベルギー料理が食べたい気もするんだけどね(笑)
それでは、またね : )
プリムス君と丸くないズッキーニ
みなさんこんにちは、プリムスです🇧🇪🍺
あんなに暑い毎日だったのに、気がつけば少しずつ秋の気配を感じるね。僕は昨日、窓の外に鱗雲を見たよ。
さてさて、今日無鉄砲はピザが食べたいとしきりに言ってた。作ればいいのに、時間がないとか強力粉がないとかなんとか…
で、諦められなかったみたいで普通のズッキーニを輪切りにしてオリーブオイルを塗ってオーブンで焼いて、その上にチーズと小さなハム?とオレガノをのせて焼いてたよ。
スナックみたいに食べられるし、野菜だから少しの良心の呵責にも耐えられるって(笑)女の子は大変だね。僕もビールだけど、ビール腹にならないようには気を付けてるよ❗️
それでは、またね: )
プリムス君とフリッツ
みなさんこんにちは、プリムスです🇧🇪🍺
ベルギーに少しでも興味がある人ならフリッツは知ってると思う。残念ながら日本ではフレンチフライドポテトで知られてるんだ。でも、実はフリッツはベルギー発祥の料理なんだよ。それは国民食と言っても過言じゃない。だってベルギー人は老若男女、いつでもどこでも食べたくなるんだから。ちなみに国民一人当たりのじゃが芋の年間消費量が約76kg❗️日本で国民一人当たりのお米の消費量は21kgだから、その量ったら凄まじい。
そして、フリッツにうってつけのじゃが芋は"bintje" ビンチェと呼ばれる品種なんだよ。それを二度揚げして、そしてソースをつけて食べるんだ。日本人は塩味やケチャップを好むよね。ベルギー人の多くはマヨネーズソース、あとマヨネーズに赤唐辛子を混ぜたサムライソース、トマトと赤ピーマンを混ぜて作るアンダルシアソース、マスタードソース、アメリカンソースなんかもあるんだよ。
ちなみに無鉄砲はフリッツの事をあまり知らなかった。知らなかったけど、これイギリスではチップスって呼び方なんだって。確かに、Fish &Chipsって言うもんね。そしてソースと言うよりもお酢をつけて食べることもあると聞いて驚いたよ。無鉄砲はそれを試したことがあるらしいけど、進んでは食べなかったらしい。
そして今日、無鉄砲はハンバーガーと一緒にフリッツを作ったんだ。え、なんだかファーストフードみたいじゃないか💦
でも、これがボクに合うのも確か。
バンズも上手く焼けたみたいで、無鉄砲はなかなか上機嫌だったよ。
みんなも今度食べる時はフレンチフライドポテト、じゃなくてフリッツって呼んでみて。その方が馴染みがいいと思うんだよ。
それでは、またね:)
プリムス君と清流のバイカモ
みなさんこんにちは、プリムスです🇧🇪🍺
昨日も暑かったけど、今日もやっぱり暑い。重ね重ね言うけど、僕は本当に暑いのは苦手なんだよ。そんな僕を察してか、無鉄砲は
「今日は涼しいところに連れてってあげるよ」
って。またカバンの中に入れられたんだ。
無鉄砲は京都駅で友だちと待ち合わせして、そして電車に乗ったんだ。揺られること1時間ちょっと。そして着いたのはとある田舎の駅。
正直どこか全くわからない💧一体ここはどこなんだろう…と思ってたら素晴らしい景色が見えてきた。
僕の背景は水面が光って少し不思議でしょ?実はこれ、梅花藻(バイカモ)と言って清流に生息する水草の一種なんだって。その花が咲くのがちょうど今、夏の終わりらしくて。無鉄砲とその友だちはそれを見にきたんだよ。水は冷たくてとても澄んでいて美しかったよ。実は僕も少しここに入ったんだ。
冷蔵庫とはまた違う、でもとても心地の良い冷たさだったよ。バイカモは美しい川にしか生息できないんだ。だから、少しばかり田舎ののどかなこの地区なんだろうね。前も話したと思うけど無鉄砲はあぁ見えて花が好きなんだよ。
そして夏の疲れを癒すのにはうってつけの場所だったよ。
今日で8月は終わってしまうね。
明日からは9月、暦の上では秋だけどきっとまだ暑い日が続くんだろうね。でも、僕はこの清流のように清らかで穏やかな表情をしていたこの町の人たちのことが凄く心に残ったよ。
美しいものは人の心も美しくするね。
僕もいつも美しいビールでありたいよ。
この町の人たちの心のようにね。
それでは、またね: )
プリムス君と鴨川の黄昏
みなさんこんにちは、プリムスです🇧🇪🍺
もうすぐ8月が終わろうとするのに、まだまだ暑くて本当は毎日冷蔵庫の中で過ごしていたいんだけど、そうすると音楽も聞けないし他のビールたちや毛むくじゃらや自称タンタンともお喋りできないからね。
と思ってたら、今日は無鉄砲が電車で遠くに連れてきてくれた。と言ってもカバンの中だから自分が一体どこに向かっているのかわからなくて。それに何やら探し物や買い物をしてる無鉄砲は僕をカバンの中に入れてきたのを忘れてるんじゃないかってくらいで。
でも、辺りの看板なんかが少し灯りだして少しだけ涼しく感じ始めた頃に僕はカバンの中からそっと出された。そこは鴨川と言って京都の真ん中を流れる川で比較的古い建物が連なる場所だった。そして川のそばでテーブルなどでごはんを食べたりお酒を飲んでる人も居たし、川べりで話し込んでる人たちが同じ間隔で行儀良く並んでいる光景が少し不思議だった。
無鉄砲は街中を川が流れる景色が好きらしかった。昔は人や荷物を船で運んだから、街中に川が流れるところは発展しやすかったんだって。京都も大阪も、そしてパリにはセーヌ川が流れてて、ロンドンにはテムズ川が流れてる。ブリュッセルはどうだったのかな?帰ったら調べてみよう、と無鉄砲は言った。
僕の後ろに映る建物は東華菜館と言ってとても古くて由緒正しい中華料理店なんだって。日本国内に現存する一番古いエレベーターがあることでも有名らしくて。
ここでもやっぱり古いもの自慢だよ😣
それなら、どんどん歳をとって古くなるのは無鉄砲にとっても喜ばしいことじゃないか、と言うとそれだけは複雑らしい(笑)古いものが好きなくせに自分が古くなるのは勘弁っておかしな話だと思うけどな。
でも、黄昏の鴨川はとても美しかったよ。
そして僕も川べりで気軽に飲んでもらえるようになれたらいいなって橋を渡りながらちょっと思ったりしたよ。
それでは、またね: )