プリムス君と隣国の独立記念日
みなさんこんにちは、プリムスです。
今日はベルギーの隣国でとても関わりの深いフランス共和国の独立記念日なんだ。別名パリ祭。僕の友だちはパリ祭が近づいてくると、この絵のポスターをよく見かけるって言うんだ。
これは1830年のフランス7月革命の時のことを現したとされる絵なんだ。フランス革命とはまた違う。もう少し後のことだね。だけども、この市民革命が後のベルギー独立に繋がって行くんだ。この中央で旗を持って民衆を先導する女性はマリアンヌと言って、フランス共和国の象徴そのものらしいんだ。自由で母性(胸があらわになってるよね)があるその存在がフランスそのものだと。何とも哲学的でフランスらしいと思う。しかし、今の時代の思想とは少しズレがあるよね。
この時代の事を僕の友だちは日本の幕末期と同じくらい面白いって言うよ。歴史が動いている場面を目撃してる時、ドキドキするらしいんだよ。そして、滅びゆく貴族の姿を見ると胸が痛むんだって。だから、友だちは「戦争と平和」も好きだね。だけど君はあの時代を生きていたとしても、貴族ってタイプじゃないよって言ったらちょっと気を悪くしていた(笑)
気を悪くしながらも、今日はフランスのお祝いをしたいらしくて。ラタトゥイユと芋のガレットが運ばれてきた。僕、芋は正直言ってガレットじゃなくて、フリッツが断然良いんだけどな…とは言えない。今日はフランス共和国の独立記念日、パリ祭だから。
僕も今日はせっかくだから、フランスに乾杯しようと思う。でも、美味しいものはベルギーの方があるよ、絶対に。
それでは、またね。